プレゼント

チルチルミチルの青い鳥、それは本当の奇跡の証。

そうですね。

安室奈美恵さんのお話を、少しだけ。

 

「Baby don't cry」ですね、

息子さんに捧げた、いいシングルマザーの、

エネルギッシュなバラードです。

正確に書いたら、いけないのかもしれませんが、

まず、SAMさん(離婚した夫さんですね)が、

冒頭、見覚えのある青いTシャツ姿で、

どっかの角かなんかで、ぱったり歩いていたんですね。

で、素直に声をかけたかったのに、

よくかけられなかった。

 

で、息子さんと、奈美恵さんは、

ふたりで、支え合いながら、生きてこられたのですね。

奈美恵さんの、悲しい、お母さまを、

亡くされた経緯は、あたしの記憶にも、

鮮明にあります。

本当なら、お母さまと、共に、

育てていける、子供さんだっただろうに。

 

うちの母は、奈美恵さんが、好きでした。

いつも、信頼している、とか、

心配していない、とか、

それすなわち、あたしの日々の真実でした。

いつも、大きくなり、素敵な美女になったあたしを、

尊敬し、愛し、

しまいには、「お姉ちゃんになってほしい」と、

末期の席で言われました。

嬉しいので快諾しました。

 

ある日、空を見ながら、奈美恵さんに思いを馳せ、

母は嬉しそうに、「I can celebrate」と読み上げました。

そんなことがあるとは、

あたしは、まるで知らなかったのです。

 

いつも、母の愛を、覚えています。

あなたに、お似合いのそれを、

書くことで、身内のつらさを晴らしたい、と、

思ったりします。

ありがとうございます。

あたしは、36歳の春に、母に死なれました。

けれど、十分、リードを取った、その間隔は、

あたしにとっては、十分な耐えられる範囲のもので。

5年半、闘病した母は、素晴らしいひとでした。

 

奈美恵さんを思い、こう書いておきます。

ありがとうございました。