女が女だからといって。
必ずしも全員が、
漬物を漬けられるわけではない。
そうだよねえ。
あたしは漬けられない。
うん、母は漬けていた。
らっきょうも、梅酒も、梅干しも。
まあ仕事忙しくなってからはしてなかったが。
割りとさも当然そうに漬けていた気がする。
母の回りの女性はみんなスーパーウーマンすぎて、
みんな大概すーごいポテンシャルが、
食料品関係にあるんだけど。
法事の料理とかどうやって、考えるの。
今、これを食べるべきだ、とか。
しらけないためには何がいるとか。
母はそれほどでないと、
いつも自分を恥じていたところがあって。
無論、あたしも当時はね、
女たるもの初夏の漬物は漬けましょう。
ぐらいだったのよ。
そんでもそれができないからって、
それは恥じゃないやね。
あれはスーパーウーマンたちの美技で、
あたしはまあこれ(文章)得意だからいいと思うわ。
と、たぶん今生きてたら母もそう頷いて、
いたと思う。
そういうものよね。
料理あたしも得意なほうなんだけど。
ありがとうございます。