プレゼント

チルチルミチルの青い鳥、それは本当の奇跡の証。

まだ来ないんですけど(笑)。

さあ、郵便屋さんは、もうぼちぼちだろうなあ。

こんにちはです、しぇーです。

そうそう! 今日は、14年前の夏にした、

山崎まさよしさんの育った街、

防府市へ旅行したときの、はなしをね、

ちょっとさせてもらいます。

 

あれは14年前。実際に今日(8月16日でしたね)に、

あたしは、山口県のその防府市を、来訪しました。

理由は、福岡県で、ミスチルのコンサートを観たので、

帰りがけについでに寄ったから、でした。

 

もちろん、好きなミュージシャンの故郷は行くものです。

本人がなじんでいる景色を見るのは、

本当に、自分の、いい、心の財産となります。

そこで、あたしは、14日(土曜日でしたね)に、

彼の生まれ故郷、滋賀県草津市へ、

電車でなんとか行き、

そこでちょっとなごんでから、

15日、マリンメッセ福岡へ、

ミスチルを観に向かったのでした。

 

あたしは、大好きなベースのナカケーを、

じっと見つめた2時間40分のその夜でした。

 

まあ、よかったのです。

アリーナ10列目、田原健一さん前。

幸福な夜、屋台で食べものを食べ、

翌朝、9時ぐらいに、博多ラーメンをすすってから、

あたしは下関トンネルを越え、

新山口経由で、防府に着いたのでした。

 

まあ、青春18きっぷで、旅をしたのですが。

 

山陽本線は、1時間に2本ぐらいは、

列車あるんですね。

びっくりしました。

ちなみに、14年前の防府駅は、

モダンないい駅で、

そこで立ち読みをしてみたら、

あっという間に(笑)、怒られました。

コンビニは、JR西日本のは、

<Heart In>でしたか。

東海のは、ベルマートですが。

 

で、ちょっと向こうを見ると、

そこには、今はどうだろう、

当時はマイカルがありました。

本屋もあり、

どっかへ向かう、バスターミナルもあるのですが、

あてのないあたし、シェリルは、

ひたすら、歩いてみることにしました。

 

山崎まさよしさんは、

防府港で、バイトをしたり、

バーで、皿回しをしていたりしたのだと、

下積み時代のミュージシャンのせつなさを(笑)、

ちょっと感じたりした気がします。

 

で、歩いていくと、そのうち、商店街(割と長め)から、

だんだん山の方なんでしょうね、へ、

あたしは進んでいき。

空の四角さ加減に、

山口県の奥深さを(笑)、知りました。

三重県とも滋賀県とも違う光景に、

小学生のころ、滋賀から引っ越してきた、

山崎くんは、結構ショックだったじゃないだろうか、と。

 

滋賀県三重県は隣り合っていますので、

ちょっとそう思った、あたしでした。

 

で、そのうち、月曜日の、誰もいない、

防府天満宮に、着きました。

山崎くんが、好きそうな、

あたしだって、気に入りそうな、欄干を見つけ、

帰りに、ぱん、と叩いたら、

それから、あたしができあがった気がします。

 

階段を昇り、境内に入り、

きっと、その翌翌日にリリースになった、

「ビー玉望遠鏡」に出てくるだろう、

その祭りのすばらしそうな、場所を見つけました。

山崎くんは、高校時代に、

大好きな彼女と、この場所で、

意外と短い夏を、満喫したことでしょう。

 

金魚すくいも、スーパーボールも、似合いそうな神社は、

菅原道真さまを、奉ったものです。

あたしも、菅原さんに、懸案事項を説明し、

助けてください、とした覚えぐらいはあります。

 

階段をくだり、美しい光景を、味わいながら、

あたしは、山崎さんのことが、ちょっと、

よくわかるようになったな、と思いました。

 

商店街が、いくつかあり、

そのなかに、とある「山崎」という表記を、発見し、

関係あったらうれしいな、とか、

正直、思いながら、

でも、よく通ったんだろう、楽器屋さんとか、

彼女と通っただろう、中華料理屋、とかは、

発見しなかったように、覚えています。

結局港にも行かなかったんだが。

それは、そのあと、広島で、友人と夕飯を食べる、

約束をしていて、

ちょっと時間が足りなかったから、だけ。

で、マイカルで食べたのは、

山中牧場の、ソフトクリームというやつ(北海道の)。

 

品のいい、けれど軍艦のような街は、すごくて、

なんか、防府駅へ戻り、ふと聞こえる、

「こないだ大阪ではじめて地下鉄に乗ったんじゃあ」

という、若いかたの声に、

昔、地下鉄に乗るのがはじめてで、とか、

言っていた、山崎さんの発言をね、

思い出したりしていたのを、覚えています。

 

『アトリエ』は8枚目のアルバムですね、

9曲目の「最後の海」に出てくる、

その最後の海は、防府駅から、どちらかへ、

電車に乗って、そっから臨海鉄道に乗るんではないか、と、

当時、見た感じであたしは、そう思ったのを覚えています。

 

その駅と、ホームを見、

海を見ながら、走り抜けていく電車の中、

広島行きのそれの中から、

見た、その最後の海は、

あんまりにも、美しく、

あたしは、生物の豊かさを知りました。

 

で、広島駅で、あたしは、

大好きな女性と、逢い引きをしたのですが…。

というのが、14年前の顛末です。

 

山崎さんを、知ることは、自分を、知ることだと。

そう、思った、防府への旅でした。