今日は、
ひさしぶりに、桑名の夕焼けを満喫しました。
桑名の空は本当に綺麗です。
伊勢のより、結構、いいんです。
毎日住んでいたころも、感じていましたが、
実際、誰もがそう思う範囲なんだろうな、と、
あたしはそう最近わかりました。
いやネイティブ桑名のひとは、
思わないかもしれませんが、
比較して本当に綺麗なんです。
本当に圧倒的な美しさ。
人為的でなく、超越的でない。
ごく自然の営み。
そんなことばかり、
この正しい街にいると、
感じながら、かつ染み付いているなあ、と、
自分の成り立ちを思います。
意外に思われるかもしれませんけど、
建具も路地も淡白に洗練された、
限りない正しい街です。
そのことが幼いころは怖かったのです。
けれど今、40歳になったあたしは、
その長所も、短所も、どちらも、
あえて短所と書けるほど、
親しく、揺るがぬ友人のように、思います。
あたしは、この街の出身者です。
なかなかのものになりました。
しかしやはり冴えるこの無情の街には。