プレゼント

チルチルミチルの青い鳥、それは本当の奇跡の証。

東京都内は、

桜が満開なのかな?

伊勢はまだそこまで咲いてないけど、

ぼちぼちとは花開いていますー。

あたしの部屋の裏側に、公園があるのですが、

友達になってくれた桜の木さんが、

まあほどよく開いて、

なかなか綺麗に毎年咲くのですが、

満開綺麗だろうなあ、と、

今年も思いましたね。

それはとっても毎回嬉しいこと。

でも、少しセンチになって、

母が亡くなった4年前の光景を、

思い出しました。

母が逝ったのは4月10日。

散りゆく桜の花びらが舞うなか、

息が止まり、病院から家へ帰り、

その時は、あたしがコンビニに勤めていたときの、

常連で大好きだと言ってくれた、

葬儀屋の男の子が来てくれました。

母が大切にしていたのは、

京都で撮影された、キレた表情で映った、

美しい自分の写真でした。

大好きなひとは、背の高いひとでしたね。

母さん、また桜が咲きました。

楽しい東京旅行で、大好きなひとに、

ヘソを曲げられてから、もう何年も経ちました。

あなたのかけがえのない想いを、

あたしは叶えたいと願っています。

あの日東京ドームで、

彼は彼に、あたしはあたしになりました。

日傘を持つ趣味は、その頃はなかったんだね。

美しい人生。あなたの夢。

いつもこの心にあなたたち二人があります。

忘れ得ぬ記憶を、あたしは握りしめます。

あなたはモデルになりたかったんだね。

144センチの、小柄な母でした。

でもって、素晴らしい、女傑でした。