安室奈美恵「告白」の鑑賞レポート。
なんか、引退したい理由は、言ってなかったよね。
すーごい、ピュアに、いいひとだなあ、と、思った。
律儀で。
歌手=ショービジネス、と、アメリカのひとは思うみたいだが。
奈美恵さんは、普通の職業だと、
割り切っていつも信じているのだと、
ふと、気がつきました。
ひとの前に立つ職業なだけなんだと。
で、そこがね、
たぶん、一番大事なとこなんじゃなくて、
次に大事なとこなんだろうなあ、と、思いました。
歌に賭ける気概なんて、
ありふれてよく言いますが、本当にありすぎるほどに(笑)。
あるのをよく知っています(日本人ならそう!)。
で、制作がわりとストレスだったんだろうなあ、と、
コンサートが大好きそうな彼女を観ていて、
これは私見だけどそう思ったね。
ずっとコンサートだけしていく道がね、
あればいいんだが。
現状、日本にはないんだよなあ。
あたしもいろいろ知っているし、
まあ、他にもそーいうひといるんだわ。
で、そーいうのがかさむと、大好きなコンサートも、
体力的にはしんどかったりするし、
ずっと生きていく上で、一番大事なのは、
自分らしい純粋な瞬間。
と、思ったんだろうなあ、と、あたしは捉えたのでした。
それにしても若く美しいままの奈美恵さんで、
あたし自分もそーですが。
感動しました。綺麗だね。
母、勇者×××が、泣きながら褒めてそうでした。
もう何年も拝見してなかったけど。
今、パッケージと、ライブのバランスって、
深刻に模索中なのです。
本当に奈美恵さんはライブ好きなんだろうね。
何本もやり遂げて、引退する前にちゃんとごあいさつ、って。
なかなかできませんよー。
うん、本当にこれからの世代の、音楽のやりかたと、
ビジネスとしてどうか、という問題。
そんで、胸に秘めた、語られなかった本当の理由。
画面に映る彼女の表情が、
実は少し、彼女らしさを増していることに、気付いたあたしでした。