プレゼント

チルチルミチルの青い鳥、それは本当の奇跡の証。

安室奈美恵『SWEET 19 BLUES』(1996.07.22)

SWEET 19 BLUES

SWEET 19 BLUES

 ありがとうございます。安室奈美恵さんの代表作『SWEET 19 BLUES』のご説明をさせていただきます。いつも、私と、同い年の彼女の、応援をしてくださり、ありがとうございます。私は、同じ秋に生まれた、よく似た符牒の女性でございます。東洋占星術によれば、私シェリルと、奈美恵さんは、同じ斗宿という、独特の女の強い月星座のかただそうでして、そこんとこも踏まえて、このアルバムのご説明をしますね。

 私シェリルが19歳になる頃。奈美恵さんも19歳になる頃。1996年に、この作品はリリースされました。19歳というのは、独特の癖と綾がある年齢でして、大人でなく、子供でもない。で、20歳という節目に対して、すーごい偏屈な話、とまどいがあったりするのですね。それをよく、今、不惑、わかりやすくいうと40歳になる私シェリルは、もう知り過ぎた過去のように(笑)、わかりきった表情で書いてしまい、顰蹙かもしれませんが、いやいや、若人よ、おばさんとはそういうものだと、ご理解ください。

 小室哲哉という、よく知られた、リズム&ブルースにすごく長けた、アレンジャーが、奈美恵さんが若い頃、デビューしてソロになるぐらいの頃やね、に、よくプロデュースをしていました。彼は、彼女とどういう関係性で、どういう個性の話だったのかは、私シェリルもよく知らないのですが、私がよく知っているのが、コンサートで盛り上がるような、いい、アレンジで、このシングルとして大ヒットを収めた曲たちを、アルバムに構成したい、と考えて。で、美しいアレンジを一生懸命つけ直し、私は聞いたことがないのですが。奈美恵さんが敬愛している、ジャネット・ジャクソンの『コントロール』のように、リズム&ブルースの、いい。ずっと歌っていける曲たちを、19歳のブルースとして織りなしてはどうか、という。素晴らしい作品なのです。

 私シェリルは、小室さんが、実際にどう打ち込んだか、理解しています。彼は、どのように、これらの音楽を、豊かな、先鋭的な、特にリズム&ブルースは難しかったりします。の、編曲、音像を造り上げたのか、わかっています。その上で、ラストのタイトルバラードまで、じっくりと大人とは、歌っていくとは、止めるとは、そうして、本当にしたかった答えと、実際の解答は違うものなのだ、とか、思って聞いていただけると幸いです。