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　これは何がどのような結果として、こういうアルバムになっているのか、私は大分見当がついてきました。

　多分、当時の世界情勢に配慮し、ソビエトとか思いながら書いた作品なんでしょうね。というのが、反戦歌とはちょっと違うんだろうけど、なんなか悲しい事件が起きないように、僕たちの今、この年の心はこうです、という、そういう優しい歌、なんやね。

　今、振り返るとき、わかることがね、５０年前の彼らビートルたちは、この年の今の、僕らの気持ちを、と、誠実に綴っていたんだね。それは、今は歴史でも、当時は現在だったんだ。日常の中、色々あるけれど、それでも僕らの日常は、こうです。という。

　過密スケジュールとか大変だったりするけど、僕らの一生活者としての、音楽家としての気持ちはこうです、という。

　ひとつの日々の人生はこうです、やもんな。

　素敵だなーと、書きながらカンドーしています！

　私は８曲めが長いのが気にいってね。ハリスンらしいいい曲ですね。のちのデジタルポップスに通じるものがある、グレーないい曲です。サイケというか。

　すごくハリスンの声とよく合っている、いい曲です。声と曲の相性、ビートルズはいい方なんだけど、それにしても、本人が書いた曲がこんなに合っているのも、実はムズかしいんですよ。

　スムーズに再生がかかるように、微力ながらお祈りしています。いや、録音再生データというのも、ヘンなはなしね、ちょっと圧力と関係があってね、慣れたひとが、気を使いながら再生するだけで、結構いい感じになるんですよ。ちょっと７曲めのハナとね、１３曲めの入りがまだもたついてるんですわ。

　歌がうたえるひとならわかるかも。結構音楽は空気の圧力と関係がありますの。で、そこんとこをちょっとくいっと、とか、大事。みんな気にしないでね。でも、じょうずじゃなくていいので、気持ちよく、せっかくのビートルズ、聞きましょう。